世界の絵本展【第27回 ボローニャ・ブックフェア in いたばし】

ずっと前から知っていたものも、今年初めて訪れることができた本展。

これだけ世界の最新の絵本作品に触れられる機会は、そうそう無いはず。

少し外れの東京の、決して広くは無い市民ギャラリーの一室が、ボローニャと世界と繋がっていた。
世界のどこかで、こどもが喜ぶ素晴らしい本が、昨日も今日も、作られている。その作業に日々従事している人がちゃんといる。その本を子供に読み聞かせる親たちや先生がいる。そして、この本たちで笑顔になっているこどもたちがいる。
帰宅して、今日読んだ本たちについて息子と感想を述べあい、後日に近所の図書館に行くと、息子が「こないだあそこで読んだ本があったよ」と嬉しそうに1冊の本を持ち寄ってきた。それは『ジャーニー 国境をこえて』という、難民になってしまった親子の話。この本を読みながら、息子と戦争について話し合ってみたのでよく覚えていたようだ。
新聞よりもネットよりも、絵本はこどもに、わたし達親子に、たくさんのことを教えてくれる。そう再認識できた良い展覧会だった。

STORY TIME 365

2023年〜▼ 日々の記録。 2019年まで▼ こどもと選んだ、読んだ800冊を超える絵本の記録。読み聞かせや本の選び方、大好きな作家、図書館、美術館、絵本にまつわる日々のこと。

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