【イヤイヤ期の常備薬】ピッツァぼうや ウィリアム・スタイグ作
親子でしかめ面になったら、この本を取り出すと親子喧嘩は未然に防げるし、親子喧嘩をしてしまったあとに読めばすぐに親子でこんな笑顔に戻れるかも。紹介済みの『ねんねだよ、ちびかいじゅう!』同様「もっと早く知っておけば」リストに入った1冊。
呆気にとられるほど、シンプルな話。そうそう、育児ってそんな複雑なことではなく、もっと大らかに楽しむべきものなのだ、なんてことを思いだす。
イヤイヤ期を卒業直後の息子とこの本を読み、ふたりで大笑い。本の中身を真似て、こどもをからかってみる。そしてまた大笑い。こどもの笑い声は、なんて可愛いものだろうと思う。もっともっと笑わせたくなる。
子供が笑うようになってから1日に最低1回、彼を笑わせるのが親の仕事だという事に気付いた。よく泣く頃やイヤイヤ期、笑わせられなかった日があると後ろめたい気分になった。しかし現実として、こどもに笑いすら提供できないくらい、切羽詰まるときもある。この『ピッツァぼうや』は「まぁまぁほらほら」と親の肩を叩いて、励ましてくれると思う。タイムマシンがあったなら2年前のわたしに間違いなくこの本を届けに行きます。
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